いわき市石炭・化石館 『ほるる』展示ガイド
いわき市石炭・化石館は、常磐炭田の採炭の歴史と、市内で発掘された化石や、
地球の歴史を物語る諸外国の化石資料を展示する施設です。
フタバサウルス・スズキイがお迎えいたします。
エントランスを入るとすぐに、いわき市で発見された日本を代表する化石フタバサウルス・スズキイが皆さまをお迎えします。昭和43年地元いわき市の高校生の発見は日本の古生物研究史に残るものとなりました。
音と光の演出でダイナミックに展示
世界的にも大変貴重な化石を展示しています。
いまにも動き出しそうな多彩な化石がダイナミックに展示されています。音と照明も工夫を凝らしております。
遠い昔、いわきに生きたさまざまな生き物たち。そんな生き物たちが、化石となって姿を現しました!およそ8,500万年前のクビナガリュウ。また、およそ400万年前にはイワキクジラなども住んでいました。長い時間を超えて、化石として再び現代によみがえった生物たちはその時代の様子や移り変わりなどいろんなことを私たちに教えてくれます。
様々な岩石でできたいわきの大地を学ぶ
いわきの大地や生物の化石、石炭や岩石などさまざまな標本とパネルを展示し、学習できる場を設けました。古い教室のイメージを再現しスライド上映によよって知識を深めます。
まるで石炭坑道に入ったかのような空間!
地下600mに降りる雰囲気をあじわいながら入坑した坑道には、実際と同じ枠が作られ、各ステージに古い時代から現代まで順に石炭の掘り方が再現。実際にどんな方法で石炭を掘っていたのかを古い時代順に模擬坑道を再現しています。また、炭鉱ゆかりの資料もあわせて随所に展示しております。
懐かしい昭和の時代を再現
昭和10年頃の炭住や戦後の世話所・共同炊事場を復元。
いわきの湯本温泉郷の歴史や炭鉱で働いていた人や、その家族の生活、また、いわき湯本温泉の歴史を展示しています。
貴重な映像資料を上映
いわきの炭鉱の歴史や日本の炭鉱、炭鉱の仕事など炭鉱に関する大変貴重な資料映像を1日数本放映いたします。
※上映作品は定期的に変更予定
庭園内に「いわき」をかたどり、2、3の水系を入れ、いわきをつくる岩石の中から30有余点選んで、ほぼ相当する所に並べました。
昭和22年8月5日、戦後の日本経済復興の原動力となった炭礦の従業員を慰問するため昭和天皇が行幸され、入坑された常磐炭礦湯本坑第六坑人車坑の坑口を保存してあります。御製碑、昭和天皇巡幸のお写真などが展示されています。
その他屋外展示
【D51】「デゴイチ」で知られるこの車輌は25年10月の間常磐線を走り続け、その実運転キロ数は124万km。地球を31周も走った距離に相当します。
【抗口銘板】住吉坑々口の銘板は、磐城炭礦㈱社長浅野総一郎の書(大正12年)です。
【充填機】この充填機は西ドイツから輸入したもので、採炭を掘った跡を充填する時使用しました。
【シングルドラムカッター】
【ジーゼル機関車】
【バッテリー機関車と炭車】