アポロ展2

ごあいさつ

1957年10月4日のソ連の人工衛星「スプートニク1号」が切り開いた人類の宇宙進出は、1960年代における米ソの激しい宇宙開発競争・月への有人着陸競争の結果、1969年7月20日、アメリカの宇宙船「アポロ11号」による人類の月面着陸達成という偉業を成し遂げるに至りました。
1960年代は、米ソの宇宙競争を背景に、科学技術はこれまでにないほど目覚しい速さで発達した10年間でしたが、日本は高度経済成長の真っ只中にあり、国民生活は活気に満ち、夢や希望に溢れ、誰もが明るい未来の到来を疑わずエネルギッシュに活動した時代です。
 人類が月に到達した「アポロ11号」から半世紀。
不可能と思われる事業に挑み続け、それを成し遂げた《アポロ計画》を振り返り、夢と活気に溢れた当時の人々の気持ちを呼び覚まし、加えてアポロ計画から50年後の今、再び月を目指す試みと、その先の火星探査の実現に向けた新たな宇宙活動の展望についてご紹介することで、人類月到達目撃世代へ【誇りと、再び夢】を、次代を担う青少年へ【夢と誇りとチャレンジ精神】をお伝えします。