米・ソによる国家威信をかけた宇宙レースは、月への有人飛行の競争となりました。熾烈な開発戦争が続き、1969年7月20日、ついに人類は月にその足跡をしるしました。まさに、種としての誕生以来数百万年の歴史の中で待ち続けていた最も古い夢を実現した瞬間でした。この人類史上最大の事業は、1960年代のわずか10年程度で成し遂げられました。冷戦という不穏な世界情勢化で、人類が夢に向かって偉大な躍進を遂げた輝かしい10年間を紹介します。
月の石や砂はどのような成分で、どのようにしてできたものなのでしょうか?そしてそれらは地球の石や砂とどのように違うのでしょうか?アポロ計画での人間の月の探査や多くの無人探査機の探査で多くの謎が解明されましたが、まだまだ多くの謎を秘めています。日本でも無人月探査機でその謎に挑んでいます。
「月」の誕生の謎
現在、月には人間が降り立ち直接月世界を探査するとともに、太陽系の他の惑星に無人探査機を送って詳細に観測しています。それは、地球をより詳細に知るため、太陽系の成り立ちを知るため、さらには生命・つまり自分自身の起源を探るための活動です。
これまで多くの探査機が打ち上げられていますが、その中の4機は、この広大な太陽系からの脱出に向けて飛行を続けています。その機体に、他の文明への地球文明からのメッセージを携えて…。
アポロ計画の時代から50年後の現在、人類は再び月へ向かい、その先の火星を目指しています。そして更にその先へ…。 それほど遠くない未来、地球を飛び出した人類は、太陽系文明を創り上げていることでしょう。
このゾーンでは、地球に住む人類、そして創り上げた文化・文明の永続的な発展を目指して、大きな夢を持って宇宙に向かう姿を展開します。
ナクラ隕石
有人火星探査計画解説パネル