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石炭の世界模擬坑道

石炭産業が盛んだった頃、常磐炭田には130あまりの炭鉱がありました。その数は日本一だと言われていて、日本の近代産業の手助けとなりました。この石炭の原料は、今からおよそ3,500万年前の古第三紀漸新世に栄えた植物の化石です。阿武隈山地の東側にできた大きな入り江に、樹木がたくさん倒れこみ、流されて、層状に埋められてできたものです。今でも地下には約11億トンも眠っているといわれています・・・。これらの多くの石炭は、21世紀になった今新しい出番をひそかに待ち続けているのでしょう。

常磐炭田の歩み

  北部炭田 南部炭田
発見者 安政元年

本田弥曽次
大平万次郎

嘉永四年 神永喜八
安政二年 片寄平蔵
開拓者 安政元年~明治六年 本田弥曽次
大平万次郎
嘉永四年~
明治四十三年
神永喜八
安政二年~万延元年 片寄平蔵
安政五年~明治二十年
加納作次郎
加納作平
地元資本に
よる開発者
小野炭砿開坑 山崎藤太郎 車置炭砿開坑 川来虎之助
堀 松之助
入山炭砿KK創立
好間炭砿KK創立
白井遠平 手綱炭砿創立 加藤次太郎
坂部貞次郎
白水炭砿開坑 水野忠治 高萩炭砿開さく
千沢平三郎
三星炭砿KK創立 松本孫右ェ門
加納五郎
茨城炭砿社創立 大江 卓
小田炭砿開坑
小田吉治
秋山炭砿開坑 桑田知明
清田炭砿開さく 清田房次郎
中央資本等に
よる開発者
鬼ヶ沢で借区して火薬掘り 後藤象二郎 白水炭砿KK創立
茨城炭砿社創立
竹内 綱
磐城炭礦社創立 浅野総一郎 茨城採炭KK創立 坂 市太郎
阿部吾市
白水炭砿開坑 竹内 綱
山口無煙炭砿合資会社設立 山口嘉三
山口炭砿開坑 山口嘉三 大日本炭砿KK社長 古賀春一
入山採炭KK社長
郷 誠之助

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炭鉱の移り変わり

発見から明治まで
いわき地方の炭田は、安政2(1855)年に片寄平蔵が湯ノ岳のふもと「弥勒沢」で石炭の露頭を発見し、開発に着手するとともに、常磐炭をいち早く京浜地区に紹介しました。その後、地元経営者による狸掘りの小規模な採掘が盛んに行われましたが、経営が困難となり、明治16(1883)年には、中央資本の磐城炭礦社(社長浅野総一郎)が創立され、大規模な近代的な経営に移りました。

 

大正から昭和初期まで
大正初期には石炭採掘が深部に進み、ガス湧出も多くなり、全国的にガス爆発が頻発しました。当炭田でも、大正末期にはガス爆発や坑内出水などの災害が発生しました。動力は大正時代には電動力に切り替えられ、昭和初期になって坑内の電化や採炭機械、さく岩機などの導入を行い、積極的に機械化や合理化を進めました。

 

戦後の炭鉱
敗戦後の日本の復興は、まず食糧と石炭の増産が急務でした。昭和23年から一時期炭鉱の国家管理が行われ、その結果生産は上昇し、荒廃した戦後の日本経済の復興に貢献しました。しかし、33年頃より石油の進出により、各炭鉱は自立するため努力を重ねましたが、その甲斐もなく閉山に追い込まれる炭鉱が続出しました。

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炭鉱と保安

炭鉱と保安
昭和24年の鉱山保安法の施行により、労使の保安意識が高まり、保安体制も確立されるにつれて、災害率は下降線を示してきました。38・40年はガス炭じん爆発の大惨事が多く発生したため、災害率は上昇しましたが、55年には25年の1/10まで減少しました。しかし炭鉱は他産業に比べて事故率が高いのも事実でした。
鉱山救護隊

鉱山において、万一ガス炭じん爆発や坑内火災などによる災害が発生した時は、救助活動のため鉱山救護隊の出動が必要になります。

 

石炭の利用

近代文明は、まず石炭によってもたらされたと言われます。石炭は熱源や動力源として利用されたばかりでなく、化学工業や、製鉄工業の原料として重要なものとなりました。
昭和35年頃より、エネルギーの消費構成に占める石炭の地位は、しだいに低下してきましたが、昭和48年秋の石油危機以来、脱石油政策がとられ石炭の価値の見直しが行われてきました。

エネルギー

エネルギーの語源は、ギリシャ語の「エネルギア」、“活動する” ”力強く働く”という意味です。物理学では、物を動かしたり、運動を変えたりする仕事の能力をさしますが、一般的には、私たちが動きまわる活力の源、生産活動や社会生活に不可欠な力のもとなどを、まとめてエネルギーと呼んでいます。エネルギーは自然界にいろいろな形で存在しています。熱・光・機械・電気・原子力などに姿を変えて、私たちの生活を支えているのです。この大切なエネルギーを、いかに安全で有効に利用していくか、これが今後私たちに与えられた重要な課題といえるでしょう。

 

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いわき市石炭・化石館  [地図]
〒972-8321 福島県いわき市常磐湯本町向田3-1
TEL:0246-42-3155 FAX:0246-42-3157
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